ペンギンズ・メモリー 幸福物語(松田聖子)のアルバム説明
本作「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」の説明は、ものすごくややこしい話になります。
そのためそれなりに心の準備をして読んでいただきたいのですが、まず要点からいうと、このアルバムは「ペンギンズ・メモリー幸福物語」という長編アニメ映画のサウンドトラックです。
そのため松田聖子の歌を聴くためのアルバムとして買うと、後悔するかもしれません。
というのも松田聖子の歌が入っている曲は3曲のみで、ほかはすべてインスト曲です(松任谷正隆が担当していますのでそれはそれで素晴らしいのですが)。
しかしながら、このLPには「なんだ、サントラかい…」と切り捨てられない伝説の1曲が含まれているのです。
それが「SWEET MEMORIES」です。
この曲がすべての出発点と言っても過言ではありません。
実はこの曲、最初は「ガラスの林檎」という、シングルEPのB面に収録されていました。
当初は当然ながらA面の「ガラスの林檎」のほうが人気を博したわけですが、話はそれで終わりませんでした。
「SWEET MEMORIES」はリリース後、サントリーのとある缶ビールのテレビCMのテーマソングとして起用されることになります。
ですがテレビCMで流れたのは、シングルB面に収録されていた「SWEET MEMORIES」とは別アレンジで、当初は歌手名も伏せられていたため、「あれは一体誰が歌っているんだ?」と話題が沸騰。
ペンギンが女性ボーカルの歌に耳を傾けながらビールを飲み、「泣かせる味じゃん」というCM自体も人気になり、そこから続編のCMが次々と作られ、最終的には長編アニメ映画まで作られます。
それが「ペンギンズメモリー幸福物語」です。
そしてこの話題になったテレビCM版「SWEET MEMORIES」のアレンジに近いアレンジで聞けるのがこの「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」に収録されている「SWEET MEMORIES(Chinema Version)」というわけです。
ほかのベストアルバムには、シングルB面バージョンの「SWEET MEMORIES」しか収録されておりません…!
かなり入り組んで、ぶっ飛んだ経緯がありますね。
なぜそのサントラに「松田聖子」と大々的に銘打たれているのか?など、疑問は残りますが、そのへんはまぁ松田聖子の女帝としてのご威光がいかに大きかったかを表しています。
ですが、もし当時のCMやペンギンの記憶がある方や、テレビCMを見て心をつかまれてしまった方は、この「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」を手にしてください。
そしてビールを片手に、ともに涙しましょう!
【懐かCM】幸福物語 ペンギンズメモリー サントリー缶ビールCM全集 【1984-1985】
▼「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」のアルバム概要
| アルバム名 | ペンギンズ・メモリー 幸福物語 |
| アーティスト名 | 松田聖子 |
| レーベル | CBS・ソニー |
| ジャンル | 80年代アイドル、サントラ |
| リリース | 1985年6月21日 |
| フォーマット | LP |
ペンギンズ・メモリー 幸福物語(松田聖子)の収録曲
| 曲名 | 作詞 | 編曲 |
| A面-1 | さすらい (Harmonica Solo By Lee Oscar) | – | 松任谷正隆 |
| A面-2 | Delta War | – | 松任谷正隆 |
| A面-3 | さすらい | – | 松任谷正隆 |
| A面-4 | Musical Life | – | 松任谷正隆 |
| A面-5 | 青空 On My Mind (Instrumental Version) | – | 大村雅朗 |
| A面-6 | Sweet Memories (Cinema Version) | | 松任谷正隆 |
| A面-7 | Blue Love Letter (Instrumental Version) | – | 大村雅朗 |
| B面-1 | ボーイの季節 (Instrumental Version) | – | – |
| B面-2 | マイクとジャック | – | 松任谷正隆 |
| B面-3 | 再会 | – | 松任谷正隆 |
| B面-4 | ボブの野望 | – | 松任谷正隆 |
| B面-5 | Flash Back! | – | 松任谷正隆 |
| B面-6 | さすらい ~旅の終りを求めて~ | – | 松任谷正隆 |
| B面-7 | ボーイの季節 | 尾崎亜美 | 大村雅朗 |
| B面-8 | Sweet Memories (Re-Mix Version) | | 大村雅朗 |
ペンギンズ・メモリー 幸福物語(松田聖子)のおすすめピックアップソング
まずはなんと言ってもA面-6の「Sweet Memories (Cinema Version)」。
ピアノ伴奏のみのシンプルなアレンジですが、それゆえ松田聖子の歌が沁みます…。
実際にテレビCMで人気になったのは、Jazzyなピアノとベースが入ったアレンジですが、「Sweet Memories (Cinema Version)」はポップスバラードアレンジといった感じで、これもまたいいです。
80年代の松田聖子は元気な歌唱というイメージがありますが、しっとり歌ってる松田聖子のほうが個人的には好きだったりします。
また面白いのがA面-7の「Blue Love Letter (Instrumental Version)」。
なんとこのサックスを演奏しているのは、和ジャズ界のレジェンド渡辺貞夫です。
楽曲もフュージョン的なアレンジになっており、スラップベースと絡み合うようにグルーブを奏でていきます。
ほんと松田聖子のまわりには、どうしてこういい人材ばかり集まってくるのでしょうか…?
もちろん渡辺貞夫のソロも聴けて、ポップス界とジャズ界の化学反応が起こっております。
ペンギンズ・メモリー 幸福物語(松田聖子)の中古レコード商品説明
| 状態 | 中古 |
| 盤面 | とてもいい(EX) |
| ジャケット | とてもいい(EX) |
| 帯 | なし |
| 歌詞カード | あり |
| その他付属物 | – |